常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ユージーン通信 #6

前回の留学の状況報告から大分時間が経ってしまい申し訳ありません。

およそ2か月強に及ぶ語学学校での研修、ホームステイ先での生活が終わり、3週間ほどのvacationを経て、今現在、大学の3人部屋に移り住んでいます。
語学面の事を考えれば幸せなことに、他のルームメイト二人はアメリカ人、そして同じ階に住む住民60人ほどのうち、international studentsは自分含め5人ほどしかいないので、アメリカ人の英語に触れるには絶好の住まいといったところです。想像していた事ではありますが、語学研修で一緒に勉強してきた仲間や教師の方々との英語とは違い、英語の話すスピード、語彙などが格段に違うので、コミュニケーションを取ることに苦労する事が多々あります。これからの6か月間の寮生活で、どれほど変われるか楽しみでもあり不安でもあるといったところです。

今はまだWeek of Welcomeというオリエンテーション、その他多くの賑やかなイベント等が行われる週なので、授業の履修、履修相談や、寮の様々な人との交流やスポーツ観戦、空き時間には図書館に新聞を読みに行ってみたり等、楽しい事や大事な事が盛りだくさんな週といったところで時間が進むのがとても早く感じますが、来週の月曜日からはついに、私の大学のみならず、その他多くの有名大学から来ている交換留学生の仲間が楽しみに、そして、恐れてもいる正規授業が始まります。

日本の大学の多くは90分授業、いくつかの授業は2コマ続きで180分授業で構成されているというのが一般的かと思われますが、私の留学先大学では異なります。例を挙げますと、私の受講するクラスでは80分の講義形式の授業が週2コマ、それに関連する50分のディスカッションクラスが一コマというクラスがある一方、50分の講義形式が週3コマ、それに関連する50分のディスカッションクラスが一コマなど、それぞれの授業によってコマ数、授業時間、ディスカッションクラスの有無など、授業により様々な点が異なっています。また、体育の授業などは90分で一コマという事もあるようです。
また、授業の中にはpre-requirementという、ある授業を取る前に、すでに取っていなければならない授業というものが存在したりします。私の専攻であるLinguistics Majorでは、Intro Linguistics Analyという授業を先に取得しておかなければ、Phonetics, Semantics, Syntax, Morphology,などといった、より専門的な授業が受講できないといったような形になっています。
個人的にはとても理にかなったシステムではあると思うのですが、Phoneticsを受講したいが次の学期には開講されないという様な事があるので、2学期分しか正規授業を受講できない私にとっては、Phoneticsは受講できないという事になるので、それは多少痛いところといったところでしょうか。

日本とは比べものにならない量の課題が待っているのが恐ろしくはありますが、自分が興味を持つことができる授業を現時点では登録することができたと感じているので、課題の量に押しつぶされ苦痛の日々を送っているといったような感情に埋め尽くされる事の無いよう、日本に残る事を選ばず、自分がここで勉強したいという意思を持ってここに来たことを忘れずに取り組んでいきたいと思います。

全くもって他の話題になってしまいますが、大学スポーツの活気が日本とは比べものになりません。地域の住民を巻き込んで盛り上がり、大学のチームを応援するこの文化というのでしょうか、スポーツの素晴らしさを改めて確認できます。最後に、バレーボール、フットボールの試合観戦に行ったときの写真をわずかですが、紹介させていただきます。(Astroriver)