常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

the House of Orange

もう鮮度がとっくに過ぎていますが、記事を読みなおしていたら、拾い落としてした表現に出会いました。おそらくもう一度読まなかったら覚えることのなかった表現でしょう。もはや常識かもしれませんが、そんなことも知らなかったので、反省しております。

記事のthe House of Orangeですが、もちろん「オランダ王室」のことを指します。オレンジは、オランダを表す色とされ、サッカー好きの方ならよく知っていると思いますが、オランダ代表のユニフォームの色でもあります。

なぜオレンジ色なのか?には諸説があるとは思いますが、私が知っているのは、最初オランダの国旗が出来たときの色がオレンジ、白、青であったのですが(The Prince's Flag)、オレンジ色が海上で識別しにくいため、後に赤に変わったということです。そのため当時、オランダ植民地下にあったニューヨークの旗は今でもオレンジ色使用されています(c.f. Flag of the Netherlands - Wikipedia)。(Othello)

Dutch prince becomes king as his mother Queen Beatrix abdicates | World news | The Guardian
The new king and Maxima, his Argentinian former New York banker wife, struck the right note of modesty and sureness in what is the bi-centennial of the House of Orange. "For the course of two centuries, the Dutch royal house has been linked with parliamentary democracy," Willem-Alexander said.


P.S. 元ゼミ生が、違う文脈ですが、オランダのオレンジについて既に言及しておりますので、このエントリーは補足ということになります。記事がこちら→オランダ代表のユニフォームはなぜオレンジ? - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から