常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

新ゼミ生 musical chairs

これからお世話になる新ゼミ生のSugarです。投稿するのが1日以上も遅れてしまい申し訳ありませんでした。こんな形でスタートをしてしまうとは、すべては田邉ゼミ生としての自分の自覚のなさが原因です。今後これを教訓にself-disciplineをみなさまにお約束します。なお、本日分もただちにアップさせていただきます。

オバマ米大統領は13日、退任するクリントン国務長官の後任候補としていたライス国連大使について、議会側からの強力な反対を理由に指名を断念するとの声明を発表しました。後任長官にはケリー上院外交委員長の起用が最有力とのことです。

John Kerry Nomination Could Create Musical Chairs for Scott Brown in Senate

http://abcnews.go.com/blogs/politics/2012/12/john-kerry-nomination-could-create-musical-chairs-for-scott-brown-in-senate/

それを受けたabc. newsの記事の見出しがこれですが、musical chairsというイディオムが使われていました。これはそのままだと「イス取りゲーム」ということですが、比喩的に「(政権やポストの)たらい回し、ごたごた騒ぎ、ドタバタ劇」という意味でも使われます。Webster on-lineは "a game in which players march to music around a row of chairs numbering one less than the players and scramble for seats when the music stops; also : a situation or series of events suggesting the game of musical chairs (as in rapid change or confusing activity)"と定義しています。記事では、createとともに国務長官という大切なポストを巡るドタバタ劇が起こることを示唆しています。(Sugar)