常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

かながわティーチャーズカレッジ感想(GP)

昨日,第8回「かながわティーチャーズカレッジ」かながわ教育学講座に参加してきました。今回の流れは以下の通りです。
1. ワークショップ1
・高等学校 英語科の最優秀授業(ビデオ)を観て授業づくりの参考にする。
2. ワークショップ2 講義「授業の組み立て方」
          演習「授業の展開づくり」
・講義では,カレッジのE先生による模擬授業が行われ,活動等の解説を挟みながら「授業の組み立て方」について説明して頂いた。
・演習では,これまで拝見したビデオや講義(模擬授業)を参考にして,それぞれ模擬授業で扱う単元を選択し,指導案を作成する。
今回,「講義」の中で中学校と高校の「授業の組み立て方」の違いについて少し触れられていましたので,そのことについて少し書かせて頂きます。
 まず,授業の展開を確認すると,授業は大きく「導入」「展開」「まとめ」の3つに分けられます。「導入」では,前時の復習,本時の動機づけ,ゲーム等,中学校・高校とも大きな変わりはないとのことでした(内容・時間などに個人差はありますが)。
 ここで違いが出るのは「展開」の部分です。これは中高の教科書のつくりが関係しています。(以下は大まかなポイント)
   中学校:各レッスン新出文法がある。本文が短め。
    高校:新出文法がない項目もある。本文が長め。
これにより,中学校では「展開」の部分で文法習得を目指した言語活動(聞く,話す)など扱い,高校の場合は新出単語や本文の内容理解に重きを置くことが多いとお話して頂きました。
 将来中学校の教師を目指す私にとって,今回の講義等は今の授業(流行り?)を知るいい機会になりました。講師の先生も仰っておりましたが,授業では「分かりやすい英語の多用」「生徒中心」「生徒のニーズ」を意識する必要があります。生徒をしっかり理解して,何事も臨機応変に対応できる教師を目指しこれからもっともっと頑張っていきたいと思います。(GP)