常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ghost

ラグビーワールドカップ2011が終幕を迎えました。予想通りと言えば予想通りですが,ホスト国のニュージーランドが優勝という結果です。地元開催ということもあり,様々なプレッシャーがあった中での優勝は素晴らしいの一言です。しかし,今回注目したのは対戦国フランスの得点全てに絡んだ,Trinh-Duc選手(背番号21)についてです。以下はJT online(10/24/11付け)の記事の一部引用です。

He twice ghosted through the All Blacks backline, on the second occasion setting in motion the move that led to a try to Thierry Dusautoir. He also missed a 64th-minute penalty which might have given France its first lead in a hard-fought match.

http://www.japantimes.co.jp/text/sr20111024a1.html

今回採りあげる単語はghostです。品詞が動詞であることに注目しました。意味を推測してみると,「オールブラックスニュージーランドのチーム名)のバックスをするりとかわした」となるのではないかと思います。では,辞書を引いてみると,「無言で[音を立てずに]動く」とありました(『リーダーズ英和辞典』第2版,研究社)。Trinh-Duc選手がオールブラックスのディフェンスを抜いている様子からも,「不意を突いた動き」であったことが言えます。

この様子を確認するために,Youtubeで動画を見てみました。Trinh-Duc選手が相手ディフェンスをかわして.ゴールラインに近づいてゆく姿が伺えます。ディフェンスが手薄ではなかったように思えますが,上手く抜け出す姿に注目です。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)

cf.
http://www.youtube.com/watch?v=RKffFGLsbtU