時代考証に異議あり!
昨日のタイムスクープハンター、観ましたか?レイチェル役の女優さん、Noelle De La Courさんは、gacha好みだったそうですが、なんとわたしがやっているラジオ番組のguestのお一人 Jonathan Sherrさんと同じ事務所の所属でした。
http://www.flickr.com/photos/benmoen/4603417188/in/photostream/
それはさておいて、気になることがひとつ。先生や塾生が英語の発音があそこで描かれたほどできたというのはめちゃくちゃな時代考証です!ジョン万次郎の本のような和綴じ本が使用され、少しばかりオランダなまりを入れてはありましたが(例えばspeak→「スピーカ」)、明治5年に『薩摩辞書』が世に出され、「発音学習の上ではじめて暗闇の中に一筋の光が見えた」というのが日本における英語音声史の定説なので、今度ばかりはちょっとやり過ぎの演出です。
むしろ、De La Courさんが現在のGeneral Americanではなく、ちょっと時代がかった米国音を再現しようとしていた努力には敬意を表したいところです。
みなさん、あれはドラマ!日本人があれほど英語音声に熟達していたなら、今、私たちは英語に関してそれほど苦労はしていなかったはずです...。たぶん...。(UG)