常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Mickey Mouse

今回は,僕が田邉祐司ゼミを目指すきっかけとなった1年生次のガイダンスでの出来事について書きます。専修大学では,ガイダンスはカリキュラム委員の先生が担当されることになっています。そして僕らが1年生だった当時,委員をされていたのが田邉先生でした。先生はMickey Mouseを例に挙げ,日常のごくごく簡単な英単語に,おもしろい意味が隠れていることを教えてくださいました。
Mickey Mouseを『ジーニアス英和辞典』(第4版, 大修館書店)で調べてみると,「<学科などが>やさしい,楽な;<計画などが>くだらない,ありふれた,安っぽい」という形容詞の意味がありました(例We’ll easily beat them−they’re a real Mickey Mouse team.)。さらに『リーダース英和辞典』(第2版 研究社)には,「ぶらぶら(むだに)過ごす」という動詞としての意味も載っています。
入学直後で,川崎の夢の大学,通称「天空の城センシュウ」(ラピュタガリバー旅行記にある地名ということが後にわかりました)で浮き足立っていた僕は,このとき田邉先生のおかげで地に足をつけることができ,いい大学生活のスタート切ることが出来ました。Mickey Mouse Marchは言い方次第で意味が変わる,そんなことを考えるのも英語の面白さのひとつですね。(ゼミ生 Lbow-shoulder)