常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

cherish 復習

昨日研究室で先生から見せていただいた、安倍首相のバンドン演説が載っていた記事を昼休み中の時に見れなかったのですが(cf. 「読売」朝刊一面)、先生が「深い反省」の訳の事を仰っていて気になり、授業が終わってから記事を読みました。その延長で他の部分も訳してみて、英訳の表現の深さを感じました。

「この素晴らしい多様性を大切にしながら、私たちの子や孫のために、共に、平和と繁栄を築き上げようではありませんか。」

これは演説の最後に語られた言葉です。この部分を英訳してみようと思い、挑戦してみました。しかし初めの多様性を大切にするという部分で尊重していく大切さの表現を使うべきか、他にも表現があるのかと思い、調べてみました。

調べている中で今回学んだ単語が“cherish”です。『ジーニアス英和辞典第4版(大修館書店)』によると、「人や動物、物を大事にする。…を(愛情をこめて)世話をする」「望み、考え、感情を大切に心に抱く」という意味があります。LDOCEでも意味を確認してみたところ、“if you cherish something, it is very important to you”“to love someone or something very much and take care of them well”とありました。
同サイトで英訳されたものを参考にしてみると、“cherish”が使われており、愛情をこめて大切にするというニュアンスが含まれていることがわかりました。(lua

http://japan.kantei.go.jp/97_abe/statement/201504/aas2015.html