常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

notch 復習

ジェンダーギャップ指数2018が発表され、日本は110位でG7内では最下位でした。男女格差の改善遅れが目立ちます。

GENEVA--Japan placed 110th in global gender equality rankings for 2018, retaining its standing as the worst among Group of Seven major economies.

(中略)

Japan's ranking was four notches higher than last year, but still the worst among G-7 nations.

(以下省略)

http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201812180056.html

今回はnotch /nάtʃ/ を紹介します。文脈から「順位」と推測しました。

ジーニアス英和辞典』第4版(大修館)には「[…への]V字型刻み目, 切込み,」「段, 級, 程度」とありました。これは主に新聞用語として使われているそうです。LDOCEは “a level on a scale that measures something, for example quality or achievement” と定義しています。

語源を同辞書で調べると “ Probably from an otch, mistaken for a notch; from early French oche “V-shaped cut”” とあり、フランス語から派生したとありました。

記事の内容に戻りますが、今年の夏に、自身と同ゼミ生でジェンダーについての調査のためフィンランドへ行きました。現地の人々にお話聞いたり、アンケートや質問をしました。一つ思ったことは、男女格差がない国ほど性別はあまり意識しない傾向にあるということです。「女だから…」「男だから…」という考え方がないそうです。根本的な違いはここにあるのではないでしょうか。(amphibian)

notch 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
notch 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から