常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

monsignor 復習

 dead weekも終盤に差し掛かり、だんだんと冬休みに入った友人がちらほらと出てきました。自分の場合は、残りあとDebateのtake-home examとIntercultural Communicationのfinal presentationのみだけです。再びブログの投稿を再開していきます。
 本日紹介する単語Monsignor /mɒnˈsiːnjə/ は、以前Social Justice, Human Rights, and the Mediaにて、カトリック教会の神父の性犯罪をテーマにしたグループのプレゼンテーションの中で拾いました。日常会話の中で使えるほどの汎用性はありませんが、カトリックに関する時事問題についての会話では知っていて損はないと思われます。New Oxford American Dictionaryでは、”the title of various senior Roman Catholic positions, such as a prelate or an officer of the papa; court”と定義されておりました。同辞書より、この語の語源は、”Italian, on the pattern of French” であると記されておりました。加えて参考程度にWikiをのぞいてみたところ、「語源はフランス語: mon seigneur(わが君主:一般的な敬称「ムッシュ」と同語源)」とありました。芸能人のムッシュかまやつ氏や、一昔「トレビア〜ン」で一世を風靡したマジシャンのムッシュ・ピエール氏が連想されますね。
 ちなみにこのトピックを巡って、司教を一人の人間として認めるか否か、カトリック教会の汚職の隠蔽質などが問題点として挙げられます。同授業は、日本では馴染みがあるとは言えない様々な時事問題を、近い距離感で学べるとても素晴らしい授業でした。(WREN@Nebraska)