常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

demolish 復習

東日本大震災で多くの職員が犠牲になった岩手県大槌町の旧庁舎内部が、報道陣に公開されました。

OTSUCHI, Iwate Prefecture--Time stands still at the building here that served as Otsuchi's town hall when the earthquake and tsunami disaster struck in 2011.

Reporters were given a tour of the wrecked structure June 13 ahead of moves to demolish it next week.

以下省略

http://www.asahi.com/sp/ajw/articles/AJ201806140042.html

取り上げるのはdemolish /dɪˈmɒlɪʃ/ です。

文脈から、「建物の解体」を指しているのではないかと推測しました。

ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)では「(建物など)を取り壊す、解体する、(建物など)を(事故で)破壊する、(議論・理論・名声など)を粉砕する、覆す、台無しにする、(対戦相手など)を完全に打ち負かす、簡単に粉砕する、(食べ物)を(がつがつ)と平らげる」とありました。また、LDOCEでは “to completely destroy a building” “to prove that an idea or opinion is completely wrong” “to end or ruin something completely” “to defeat someone very easily” “to eat all of something very quickly” と記載されていました。

「英・語・源」で調べて見ると、ラテン語のmoles(=a mass)に由来することが分かりました。

庁舎は7年が経過した今でも、津波の被害を受けた生々しい痕跡を私たちに残しています。今回の記事を読んで、自然災害の恐ろしさを改めて思い知らされました。富士山の噴火や南海トラフ地震など今日においても様々な自然災害の危険性が叫ばれている日本は今後、本当に大丈夫か不安に思います。(seventh-dan)

demolish 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

demolition - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

demolition #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から