常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

fair 復習

 昨日のゼミで学んだ表現を取り上げます。「金髪の」という意味を表す形容詞はblondしか知らなかったのですが、「公正な、フェアな」などの意味をもつfairを用いても言い表すことができるとUG先生がおっしゃっていました。『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)で調べると、「(人、髪が)金髪の、淡黄褐色の;(皮膚が)白い」とありました。例としては、”Fanny has fair hair and fair skin.” で「ファニーは金髪で白い肌をしている。」と説明されています。また、fair-hairedも同じく形容詞で「金髪の、ブロンドの」という意味があるようです。

LDOCEには “someone who is fair, or who has fair hair or skin, has hair or skin that is very light in colour” と定義されています。金色というよりは、明るい色という捉え方をしていることが伺えます。

 上記の英和辞典には、「元来は古(期)英語で美しいの意」との記載がありました。そこから「明るい」という意味と「汚れのない、清らかな」という意味に別れ、「明るい」という発想の先に「(人が)金髪の、色白の」という意味を表すようになったようです。(aqua)