常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

aftermath 復習

オウム真理教が終息してもなお、向き合うべき問題は山積しています。

This month Japan marked 23 years since the sarin gas attacks in the Tokyo subway on March 20, 1995. Twelve people lost their lives and several thousands were injured, with many people still suffering from the aftermath of the attack.

以下省略

https://mainichi.jp/english/articles/20180401/p2a/00m/0na/005000c

取り上げる単語は、aftermathです。この単語は、“after-”と始まっていることからなんとなく意味はつかめると思います。やはり、『スーパーアンカー英和辞典』(第四版、学研教育出版)によると、第一義に「(戦争、天災、事件などの)直後の影響、余波、結果」と記されておりました。
 afterが続く単語といえば数々ありますが、過去ログでも比較検討がなされていますように、私もaftereffectとの意味の違いを調べてみます。
同辞書で、その単語の第一義は「(事件などの)余波「後遺症」」と記されており第二義は、「(薬などの)副作用」とされておりました。
続いて、Merriam-Websterで今回の二語の意味を確認してみたところaftermathは、”a second-growth crop”、”consequence, result” あるいは、”the period immediately following a usually ruinous event”と記されており、一方でaftereffectは”an effect that follows its cause after an interval”などと記されている中で、“ a secondary result especially in the action of a drug coming on after the subsidence of the first effect” と記されておりました。この定義は「後遺症」にピッタリあうかと思われます。

 記事の内容に戻ります。このことはニュースを見ている限り、広く認知されているとは思えません。震災と同様、aftercareが大切だと感じました。(WREN)

aftermath - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
aftermath #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
aftermath - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から