graduation 復習
昨日、田邉ゼミ4年生の先輩方を送る会が催されました。その中で、UG先生はgraduationが持つ本来の意味についておっしゃっていましたが、私自身存じない部分がありましたので、今回はそちらを紹介したいと思います。
初めに、『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)でgraduationを引いたところ、第一義に「卒業」、第二義に「卒業式」とありましたが、続けて動詞のgraduateでは「卒業する (from)」以外に第二義で「(進歩、上達して)次へ進む(段階)」とありました。さらにgradeの意義にも「階段、段階」が含まれていることが分かり、どちらにも共通要素が見られます。
ここでgraduateの語源に立ち戻りましょう。「英・語・源」ではgrad, gred, gressなどが接頭辞にある場合、ラテン語のgradiorでto walk (歩く)、gradusに基づいてa step (階段) となると表記されていました。UG先生がおっしゃっていたように、graduationの「卒業する」には「新たな階段を上がる」や「事が段々に進む」というニュアンスがあり、まさに就活を終えて社会人として次のステージに足を踏み入れる様子を暗示しているのですね。(broccoli)cf. upon graduation、commencement