make bricks without straw
昨日のゼミでyellow brick road (幸福の道、出世街道)の意味を確認していたところ、brickを用いた表現でmake bricks without strawというものを辞書で見つけたので取り上げます。
意味は「必要なものが欠けているのに事を始める、準備もしないで仕事にとりかかる」ですが、ワラがなぜ関係するのか調べてみました。ネットや『ブルーワーカー英語故事成語大辞典』(大修館書店)によると聖書の出エジプト(the Exodus)が語源で、エジプト人か奴隷としていたイスラエル人に対して材料であるワラを与えずに毎日同じ分のレンガを作るように指示をしたことから転じたそうです。レンガといえば粘土のイメージがありましたが、ワラをいれると均等に乾燥することができるので使われているようです。確かに他にも材料となる動物のフンなどにもワラが含まれていることもありますね。(flying bird)