常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

be no slouch on (at) 復習

 イギリスの有名なフォトグラファーが柔道を被写体としています。
Terence Donovan: How judo passion engulfed 'the man who shot the Sixties'
(CNN)Terence Donovan is widely known as "the man who shot the Sixties," while his iconic photographs are credited with helping to "launch a thousand stars."

中略

Donovan was no slouch on the judo mat either, earning his black belt in his forties.

以下省略
http://edition.cnn.com/2017/12/19/sport/terence-donovan-judo/index.html

 "be no slouch on (at) "を取り上げます。まずはslouch/slάʊtʃ/を『ジーニアス英和辞典』第5版(大修館書店)で調べてみると「前屈みになって座る《無気力でだらしない様子》」と記載がありました。この表現ではnoを用いて「...がとても得意である」と反対に近い意味になります。フォーマルな場面では用いられないようなので注意したいです。
 さらに英辞郎 on the webで調べると"slouching posture"で「前屈みに歩く人、猫背」、"slouch socks"「ルーズソックス」といった表現が可能になります。
 柔道家がダイアナ妃のボディーガードをしたことや、こういった形で世界的写真家が柔道を撮り続けていることからも柔道は世界に広まり、受け継がれていることが改めてわかりました。(Momo)

http://d.hatena.ne.jp/A30/20120311/1331425754