常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

paint the town red 復習

 クリスマスまであと1週間を切ったり忘年会シーズン真っ只中に突入している今日、お酒やワイン、シャンパンを飲む機会も自ずと増えていくと思います。そんなとき「今日は大いに飲み明かそう、豪快にお酒を飲もう」と英語で表現するときは “paint the red town” と言うのが望ましいと知りました。直訳では「街が赤色に染まる、街を赤色で塗りたくる」となるといえます。
 ある飲み屋街の人々が酒を飲んだために皆の顔が赤面し、酔っ払った状況を遠くから見ていた人が「あの街の人々はみんなペンキで赤く塗られたようだ。さぞかし多くのお酒を飲んだのだろうな」と推察したところから “paint the town red” で「飲み歩く、豪快に飲み明かす」と意訳されるようになったそうです。
 また、当時の酒場や売春宿の提灯が赤く、そのようなお店が連なっている一体を “red light district” と呼称していたことから “red” を「飲み屋街」とみなし “paint the town red” で「街が飲み屋で染まる」と直訳したところから多く人がそこで飲み明かしたりする意義が付与され、「飲み歩く、豪快に飲む」と意訳されたともいわれています。
 さらに、みんなが安いお酒を大量に飲むことから、“red” を「赤字」と見なして「街の酒場などが赤字であり降れる」と直訳でき、赤字になるほどみんながお酒を飲んだという状況から転じて「大いに飲む、豪快に飲み明かす」となったそうです。(Hapidra)

Paint the town pink - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

引用元はしっかりと記載するように。(UG)