常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

spring wage negotiations 復習

  春闘の方向性を話し合う連合の中央委員会が開かれ、2%程度を基準にした賃上げの要求を交渉することで纏まった模様です。
Japan's largest labor group will demand a basic pay rise of about 2 percent in next spring's wage negotiations.

Rengo, or the Japanese Trade Union Confederation, made the decision at a central committee meeting in Tokyo on Tuesday.

President Rikio Kozu said annual labor talks should always bring wage hikes and added that Rengo needs to help enable workplace reform that will benefit all employees.

In addition to the wage-hike demand, Rengo officials agreed to call for reducing disparities in salaries between employees and contract workers, and cutting overtime.

Rengo's member unions plan to draft their demands based on the strategy, and submit them to management by the end of February.
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20171205_19/

“spring's wage negotiations” を取り上げます。著訳すると「春期の賃金交渉」と訳すことができ、これから想像して日本で毎年春季に行われ労働者と会社側との間で行われる給料の上げ下げについての交渉がなされる「春闘」と意訳することができます。
 「春闘」は「春季闘争」の略称であります。何をしているかといえば、会社の従業員がその社長に給与の上乗せや職場環境の改善などを直訴したり、その会社の複数人で構成される組合や、会社の枠を越え多くの同業者で構成されるグループを結成し要求に応じなければストライキを実施したりするなど労働者の立場を保証するためのものが前提とした活動をしているそうです。
 「春闘」が本格的になる時期にニュースで「ベア」といった語を記事でみたことがあると思います。「ベア」とは「ベースアップ」の略称で通常、役職の昇進や年功序列で給与のアップがされるがそれとは別に賃金を上げたりボーナスなどの俸給を増やすことを要求することを指すそうです。
 今回の「春闘」ではあとおよそ2年後の東京オリンピックを引き合いにだし特に「ベアの拡充」を強気に要求する方針だそうです。(Hapidra)

https://ejje.weblio.jp/content/spring+wage+negotiations

https://ejje.weblio.jp/content/春闘