S中学校講演の感想
一昨日、栃木県にあるS高等学校付属中学校で行われたUG先生の講演会に参加させて頂きましたので、その感想を書かせていただきます。講演の対象生徒は中学1年生で、テーマは英語学習における「辞書」の位置づけであり、「辞書」の使い方を主に講演で扱っておられました。
まず始めに聴講していた生徒に関してです。感じたことが大きく2つあります。
1点目は、生徒の学習意欲が高いということです。これは日頃、生徒の成長に大きく関わっていらっしゃる先生方の指導力も大いに関係していると思います。彼らはUG先生の講義を食い入るように聴き、必要であればメモを取り、知識を自分のものにしようとしていました。この姿勢は我々学生が再確認しなければならないことだと感じます。なぜなら、学習の姿勢に年齢など関係なく、学び続けるためにこれは必要であり、社会に出てもこれは変わらないからです。私はこの姿勢を忘れません。
2点目は、表情が豊かであるということです。楽しさなどの感情が、生徒たちの表情を観察していたところ、多く顔に表れていました。私はここに中学1年生としての初々しさと共に、英語話者としての可能性を感じ取りました。彼らはきっと英語を楽しく学習していると思います。そんな彼らが、英語を意思疎通のツールとして学び、彼らのもつ英語の表現力・表情力をそこに生かしていけば、必ず英語力が上達すると考えます。私も英語の表現力・表情力をさらに高めていきたいと思います。彼らの数年後の姿をぜひ見てみたいです。
次に講演に関してです。
この講演で一番、感銘を受けたのが、UG先生の話術です。先生の講演に何回か参加させてもらっていますが、そこで気づいたことは、講演聴講者の性質により講演での話し方や切り口が異なっていることです。私の目指すべき教員像はそこにあります。多様な生徒たちの興味・関心を引き、生徒を授業に巻き込んでいく技術はまだまだ私に足りていません。講演中に学生が生徒たちに辞書を用いて、「英語愛」を伝える時間を30分ほどいただいた際、その難しさを実感しました。自分が伝えたいことをただ伝えるだけでは足らず、相手の求めていることを満たしていく必要があると思います。それが満たされているかどうかを、生徒たちは私たちに示してくれます。私はそういった英語力も含めた教員としての能力を高めていく必要性を感じました。
今回の講演で学んだことは多くあり、ここには書ききれませんが、それらを必ず自分のものにして今後に活かしていきます。今回の機会を与えてくださったUG先生、私たち学生を快く迎えてくださったS高等学校附属中学校の先生方、生徒の皆さんに深く感謝申し上げます。(OkaUchi)