常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bobsled 復習

 スカイマークは5日, 来冬の平昌五輪に向け, 東京・大田区の地元プロジェクトと共同開発した「下町ボブスレー」を公開しました。

Off to Pyeongchang

The Shitamachi Bobsleigh, a racing sled developed by many small factories in the old town area of Ota Ward, Tokyo, is unveiled Thursday in a Skymark Airlines hangar at Haneda Airport. It will be sent to Pyeongchang, South Korea, for the Jamaican bobsled team to use in the 2018 Games. The domestically produced bobsled was not taken up by the Japanese bobsled team.

http://the-japan-news.com/news/article/0003985179

 取り上げる語は bobsled / bɒbslɛd / です。「氷上のF1」と呼ばれ, ウィンタースポーツの一つとして親しまれている「ボブスレー」が, 本文では2つの表記で示されています。『リーダーズ英和中辞典』(研究社)で確認したところ,英 “bobsled”, 米 “bobsleigh” ともに「二連ぞり」とありました。両者は動詞としても用いられ, 「(ボブスレー)に乗る」となります。Merriam-Webster.comには “a short sled usually used as one of a pair joined by a coupling” と定義されていました。
 さらに語の成り立ちを調べると, 接頭辞 “bob-” が「つまらない[くだらない]もの」の意を表し, + “-sled” とのことでした。用例には “bob skate”, “skibob” が挙げられ, いずれも2枚のブレードがついた遊具という点で共通していました(同英和辞典)。(Cayu)

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