常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ammunition 復習

 ハリケーン「マリア」がカテゴリー4の「極めて危険な嵐」になり、勢力を強めています。

Hurricane Maria has strengthened to an "extremely dangerous" category four hurricane, US forecasters say, as it heads towards the Leeward Islands in the Caribbean.
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In the British Virgin Islands, the authorities fear Maria could whip up and throw the debris left behind by Hurricane Irma.
Lieutenant Colonel Paul Maynard, a Royal Marine deployed to the British Virgin Islands, told the Press Association the hurricane could pick the debris up, "spin it around, and throw it like ammunition".(Skip the test)

http://www.bbc.com/news/world-latin-america-41314881

 今回取り上げるワードは、ammunition /`æmjʊníʃən/ です。このブログでも以前取り上げられています。『ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館)で確認すると、「(1)弾薬(やや古略式)ではammoと略す). (2)(批判・議論に使う)攻撃材料、情報」とあります。また、『リーダーズ英和辞典』()には「…弾薬(弾薬・弾丸・砲弾・手榴弾・ロケットなどの総称)、(俗)トイレットペーパー、(俗)酒、アルコール」と詳しく解説がありました。
今回、特に疑問を抱いたのは、スラングで「トイレットペーパー」という意味があることです。文献等に詳しい記載を見つけられなかったため推測になりますが、弾薬は消耗品であるため、同様に消耗品であるトイレットペーパーという意味を当てたのだと思います。トイレットペーパーの消費の早さは弾丸の消費量のごとく早いということでしょう。
ハリケーン「イルマ」が甚大な被害を与えたことは記憶に新しいですが、今回のハリケーンもかなりの被害を出すと予測できます。日本でも、環境の変化のせいか異常とも言える気候がみられています。なんにせよ、あらゆる方面で備えが必要だと思います。(OkaUchi)