常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

信州の訓練所から

 国際協力団体の訓練所での生活についての報告,第三弾です。
今週は「コミュニケーションの基礎」、「海外における交通安全」、「生活習慣と健康管理」、「感染症」がありました。今回はその中でも一番印象に残った「コミュニケーションの基礎」の講座を少し紹介したいと思います。
 この講座はコミュニケーションに求められることを理解し、実践のコツを掴む事という目的で行われました。講座の中では、語学クラス、生活班、委員会、派遣国が全く異なる人とグループになり、実際に二人一組になって志望動機を紹介し、グループの中で相手について他己紹介をする、という活動をしました。相手の自己紹介を聞いてどんな人なのかイメージはついても、それを言葉にして他のメンバーに伝えるのは、とても難しかったです。また必ずしも相手の人と自分が考えている事が一致しているとは限らないので、その違いを明確にしながら、話を整理する作業もとても大変でした。
 講座を通して、コミュニケーションというものの深さを実感し、自分にはまだまだ本当のコミュニケーションを取るための経験や知識が足りていないと痛感しました。
 個人的な訓練所での目標で、「一日最低一人はまだ話したことない人と話す」というのを決めています。今のところ、入所してからずっと達成しているのですが、振り返ってみると、一度きりの人も多かったなと気づきました。これからはそうならないためにも、今回学んだことを意識してもっと色々な人と話し、コミュニケーションを深めていきたいと思いました。(Hakata)