常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

swoosh in 復習

 東京 石川島周辺では都市開発が進み、現在は高層マンションが林立するエリアへと様変わりしているそうです。

In 1979, the curtains came down on the traditional shitamachi atmosphere with the closing of the shipyard. Real estate developers swooshed in and gentrified Ishikawajima and transformed it into a "tawah manshon mura”.
(Asahi Weekly, 2017年6月18号)

 今回取り上げるのは"swoosh” /swúʃ/ inという句動詞です。文脈から察するに「〜たくさん出来上がる」という意味になるとイメージしました。
 しかしながら、辞書には「ビューンと走る、シューと音を立てる」とあります (『ジーニアス英和辞典』)。「ビューン、シュー」はどのくらいの「程度の事」を示しているのか気になったので、ネットの英英辞典で調べたところ "to cause to make or move with a rustling, swirling, or brushing sound"(directory.com)とあるように、激しい音をたてるような大きな動きだとということがわかりました。
 ということで記事中のswoosh inは、「不動産開発業者がなだれ込んで、バタバタと参入して、やってきて」と解釈することができると考えました。(Hapi.dra)