常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

教員採用試験 報告

 先日,某自治体の教員採用一次試験を受けてまいりましたので、その報告をいたします。
 まず受験者に関してですが、見たところ3割が私服で、7割がスーツを着ていました。一次で面接が無いとはいえ、志願者であるのでフォーマルな格好をすべきだと思いました。
 年齢層に関しては、学生が多くの割合を占めていましたが、なかには社会人?らしき方々も見受けました。上下関係などの大人同士の付き合い方、自分に課せられた仕事への取り組み方、解決法などの社会経験というのは教員でも大いに生かせるものだと思います。
 次に試験内容ですが、英語は以前と比べると文法問題が増えたように感じられ、長文読解(会話文は除く)は2題のみでした。問題の難易度は易しいものと難しいものが入り混じっており、易しい問題(下線部正誤問題で動詞に三人称の”s”が抜けているものなど)は、未来の私たちの生徒の単純なエラーを見逃さずに正せというメッセージだと感じ取りました。
 教職教養はデータや資料を見て答えるものなど、知識を問うているというよりかは,その場の時間内での観察力を問うている問題があり、以前の過去問と比べると増えていました。最後に小論文では、特に過去の問題との大きな違いはなかったと思います。
 以上のように、昨年と比べると3つのうち2つの問題傾向が少し変わったように思えます。もちろん過去問を何度も解いて傾向に慣れるという対策も重要ですが、あまりに型にはまり過ぎてしまうと、柔軟性に欠けて失敗する可能性があるので、どの分野も満遍なく学習することも大切だと改めて感じました。
 最後に、受験会場で多くのライバルを目の当たりにしたことは、私への学習意欲をさらに掻き立てるものでありました。スポーツは他人と競い自分を高めていくものですが、それは勉学にも言えることだと思います。
 以上をもって採用試験のご報告とさせていただきます。(large lake)