I totally called that!
卒業研究の一部です。
“I totally called that!” (『トランスペアレント シーズン1』第4話 2014年,アメリカ)
<解説>
標記の言い回しは「そうだと思った!」という意味である。
これは,長女Sarahが末っ子Aliにかつての恋人と再会したことを告白するシーンで出てくる。そのときAliが以下の台詞を言う。
“I called that. I totally called that!!”
callの意味として,「呼ぶ」や「電話をかける」などがあるがここでは別の意味で用いられている。
『ジーニアス英和辞典』によると「(人が)O(人・物・事)を…と考える,思う,みなす,見積もる」という意味が載っている。例としてこのような文が書かれている(ページ数)。
(例)“Overall I think we can call the party a great success.”
「概して言えばパーティーは大成功だと考えてよいと思う。」
また、Oxford Dictionary of English(Second Edition Reserved, Oxford University Press)には、 “guess the outcome of tossing a coin”や “predict the result of (a future event, especially an election or a vote)”という定義が載っている。
(例)“I’m going to toss a coin and ask you to call heads or tails.”
「コインを投げるから,裏表どっちか当ててみて。」
以上の例文から分かるように “call”は 「予測する」といった意味で使用されることがある。
したがってAliの台詞は「やっぱり。そうだと思った!」といったニュアンスであると言える。AliにはSarahが元恋人と会っていたことなどお見通しであったのだ。(Gomez)