常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

That's fine by me.

「Native通信から」をまねしてわたしもひとつ書いてみます。以下は友人からのメールです。

Thanks in advance – but if you have ecopies that are easy to send, then that’s fine by me. Whatever is easier for you.
Have a good weekend!

That's fine with me.は「それでもわたしはいいですよ。」あたりの意味ですが、ここはwithではなくbyが用いられています。気になったので返事のついでに相手にたずねてみましたが、その結果、意味的にはまったく大差はなく、意識もしていなかったとのことです。ただ彼によるとbyの方が、よりくだけた響きがあるとのことです。わたしに対して警戒心がないというか、構えずにさっと書いて送ったとも述べています。

ノンネイティブにとっての鬼門ともいえる前置詞の選択は、ほかに例えば、That's fine to/for me. That's OK with/by me.などなど枚挙にいとまがありません。どれもこれも紙の上だけの知識ではその差異がわかりにくものばかりです。ひとつひとつであったときに面倒臭がらずに確認していく以外、手はないようです。(Spuper Blue Sky)