常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語教育史学会第 262 回 研究例会のご案内

日 時: 2017 年 3 月 18 日(土)14:00~17:00

場 所: 真宗教化センター しんらん交流館(京都市下京区)会議室 E
〒600-8164 京都市下京区諏訪町通六条下ル上柳 199 (会報等で掲載されていた場所から変更されました。)

研究発表 「旧制実業専門学校の英語入学試験問題」
惟任 泰裕氏(神戸大学大学院)

【概要】今日大学入試のあり方が盛んに議論されている。英語教育に関しては、使えない「受験 英語」という批判も根強い。しかしながら、これらの事柄について、歴史的な検討が十分になされているとは言えない。そこで本発表では、旧制実業専門学校の英語入学試験問題について、その実態と特質を明らかにする。発表に際しては、発表者が問題集等から復刻した試験問題や受験雑誌に 掲載された言説を史料として用いる。
自著を語る「古きをたずね、新しきを知る:中村捷編著『名著で学ぶこれからの英語教育と教授法』を素材に」

提案者:中村 捷氏(東北大学名誉教授) 指定討論者: 川嶋 正士(日本大学)

【概要】英語教育の名著(外山正一『英語教授法 附正則文部省英語読本』、岡倉由三郎『英語教 育』、O. イェスペルセン『外国語教授法』、H. スウィート『言語の実際的研究』)を通して、碩学の言語観、教育観に基づく外国語教授の基本問題と外国語学習の基本問題を学ぶ。具体的問題のいくつか(訳読、暗唱、音読、会話、語彙、文法、教師、英語教育を始める時期など)を取り上げて、その基本問題を検討し若干の解説を加える。それによって、教師一人一人が自分自身の教育観、言語観に基づく自己の教授法を改善、発展させるための示唆を得られることと思う。

参 加 費: 無料

問 合 先: 日本英語教育史学会 例会担当(reikai@hiset.jp)
例会終了後に懇親会を行います。こちらにも奮ってご参加ください。