常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bleak outlook 復習

日本政府は環太平洋経済連携協定(TPP)を批准させることを決めました。この条約は輸出や輸入の際にかかる関税を段階的に引き下げ、自由貿易を推進することを主な目的としています。しかし海外からの安い製品が入ってくることによりデフレを引き起こすのではないかという懸念もあります。そして何より本日就任したアメリカのトランプ大統領がTPPの離脱を表明したことにより、日本はさらなる苦戦を強いられるという意見も出ています。

Japan ratifies TPP despite bleak outlook under Trump

Japan ratified the Trans-Pacific Partnership trade agreement on Friday, hours before the inauguration of Donald Trump as U.S. president. Trump has pledged to withdraw from the 12-party pact.

After the Cabinet of Prime Minister Shinzo Abe approved the TPP Friday morning, the government notified New Zealand, the country to which the pact is entrusted, that Japan had completed its domestic procedures.

一部抜粋

http://www.japantimes.co.jp/news/2017/01/20/business/economy-business/japan-ratifies-tpp-despite-bleak-outlook-trump/#.WILnw7RcW2c

今日取り上げるのは"bleak outlook"です。"bleak"を『ジーニアス英和辞典』(第5版)を調べてみると「寒い、厳しい、荒れた、暗い」と様々な意味がありました。ここでは「暗い」という訳が適切ではないでしょうか。したがって後ろの"outlook"と合わせて直訳すると「暗い展望」となります。しかしもう少し意訳すれば「トランプ政権下でTPPの発行する見通しは厳しいが」となるように感じました。(Mt.Fuji)

sitting duck #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から