常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

rain cats and dogs 復習

今回はJojo Moyesの小説、 Me Before Youの中から表現を拾います。

物語の初めに、女性にもお金にも困っていない男性Will Traynorが守衛のMickに天気をたずねたところ、“Terrible. Raining cats and dogs”との答えが返ってきました。

Oxford Dictionary of English (Second Edition Reserved, Oxford University Press)によると、 “rain very hard”と載っておりました。

この表現がどこから生まれたのか、いつ使われ始めたのかは定かではないようですが、 1738年にJonathan Swiftが使用していたことが確認されているとのことです。その約一世紀前には“rain dogs and polecats”という表現がRichard BromeのThe City Wittで使われていたようです。

ジーニアス英和辞典』(第五版,大修館)で調べたところ、 “it’s raining cats and dogs”の形で「ひどいどしゃぶりだ」と載っておりました。 rainingの代わりにcoming downやpouringを用いることもあるようです。

雨のひどい日はこの表現を使ってみようと思います。(Gomez)