常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

中核教員研修の感想

12月19日(金)にT県S市立K小学校に行かせていただきました。S先生の6年1組の公開授業にもとづき研究協議を行いました。

 公開授業では、簡単な挨拶から始まり、英語の歌を歌い、英語の発音練習などwarm-upの内容は私が中学校で行っていたものよりもかなりレベルの高いものという印象でした。今回の授業では、一日の生活を紹介しようという単元名だったため、積極的に自分の一日を紹介したり、友達の一日を聞き取ったりするというのが本時の目標でした。内容に基づき、児童たちは、友達同士でインタビューを行っていました。まず、児童が積極的に英語を使用していることに驚きを隠せませんでした。自分が中学校で英語を学習した時と比較してもそうですが、中学校の現場の先生方のお話を聞く限り、多くの先生方が「オールイングリッシュの授業を行うのは難しい」とおっしゃっていたので、児童自身があんなに積極的に英語を使っていることにとても感動しました。また、活動している児童の様子を見ていても、純粋に英語を話すことを楽しみ、積極的に英語を使用している様子が見受けられました。
 公開授業にあとの協議では、多くの現場の先生方の意見を聞き、1人1人の先生方のそれぞれ異なった考え、見方を共有することができました。それぞれの先生方が異なる考えをお持ちでしたので、本当に多くの意見をうかがうことができ、参考になりました。実際に教員という立場に立った際に、あらゆる視点からの考察というのは重要だと思うので、多くの先生方の意見を共有できたのはとても参考になりました。
 全体を通して、私自身小学校に外国語活動が導入されてから今回初めて現場の授業を見学させていただきました。もともと小学校には外国語活動がなかったにもかかわらず、あそこまで密度の濃い授業を行っていることに驚きましたし、それを楽しく学習している児童を見て、自分も小学生のときこれほど英語の授業を受けられていたらどんなに幸せだっただろうかと思いました。小学生のうちからあれだけ英語を話す機会を与えられているので、中学、高校ではより高度な内容が求められ、それに対して今後教員を目指していく私たちは答える力が求められていると改めて感じました。(Prettyville)