常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

the winter blues #2

少し前の記事になりますが、「いい風呂(11月26日)の日」に合わせて那須どうぶつ王国では、期間限定でカピバラ専用の露天風呂がオープンしました。

Capybaras enjoy outdoor hot bath

A group of capybaras at a zoo north of Tokyo are beating the winter blues by taking a hot outdoor bath.

Nasu Animal Kingdom in Tochigi Prefecture has an area where visitors can pet the capybaras.

http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20161127_11/

今回取り上げるのは、“the winter blues”という表現です。“blue”というと、色の1つである「青色、空色、ブルー」を思い浮かべますが、ここでは何を表しているのでしょうか。

日本語でも「ブルーな気持ち」などと言い表すように、英語でも“blue”には「憂鬱」というイメージがあるようです。Cambridge Dictionary Onlineでは“feeling or showing sadness”と定義されていました。さらに『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)には、“the blues”で「〔the 〜s; 時に単数扱い〕憂鬱」を意味すると記載されており、記事の“the winter blues”で「(冬の寒さに対する)憂鬱な気分」を表しています。カピバラは南米原産で、寒さに弱い動物であることからも、今回の表現がそれを指していることが分かります。(ninetails)

多面的なblue - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

Out of the Blue - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から