常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

特別講演 感想

日本英語音声学会の関東支部特別講演会が、専修大学の神田キャンパスで行われました。Michael Ashby先生とPatricia Ashby先生のお話を拝聴しました。

最初に行われたMichael先生の講演では、以前UG先生に教えていただいたDaniel Jonesについてのお話もありました。印象に残っているのは、英語のイントネーションがどのようになっているかを音の波形で考えるということです。スライドの図には、話している際の音の高低が線で表されていて、耳で聞いただけではわからない部分も可視化されるとこのようになるのかと思いました。

Patricia先生のお話はWritten Intonationについてでした。強く読むところが変わると、それによって意味合いが変わってくるということも印象に残りました。以前ゼミでは音読をする際に声の大きさや高さなどに注意することで声の表情がつくということを学びましたが、今日のお話もこれに共通するところがあると思いました。ただ文章の意味を理解するだけではなく、文に含まれるもっと深い部分に注目することは興味深いなと感じました。
最後になりますが、今回このような貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。ありがとうございました。(aqua)