Ashbyご夫妻 特別講演の感想
本日は専修大学神田キャンパスで行われた、Ashby 夫妻による講演に参加させていただきました。
Michael先生の講演で一番印象的に残ったことは、Daniel Jones が真似た音声の図と現在 用いられている音声認識ソフト Praatが出した結果がほぼ同じであったことです。ピッチとリズムが一致しなければ同じにはならないそうで、いかにpitch judgement (?)の達人であったかが目に見えて分かりました。人間の能力はここまで伸ばせるのかと感心しました。機械にたよりがちな今だからこそ、偉人の凄さをより感じました。
Patricia先生は、 "Written Intonation "について話されました。文学(文字)ではイタリックや大文字などでそれを表すしか方途はありませんが、その観点からイントネーションに迫られた研究の一端をご披露されました。一つの事柄に対し、沢山の例を挙げておられました。また実演もしてくださったので、難しい内容ではあったものの理解しやすかったです。
また今回はイギリスのアクセントを聞く絶好の機会でした。 "so"や "body"の発音が特に印象に残っています。普段聞くリスニングのCDなどはほとんどがアメリカ英語のため、イギリス英語にはあまり馴染みがありません。英語を学ぶ者として、イギリス英語も日頃から聞くように心がけたいです。それと同時に他の国の訛りも気になってきました。
内容を全て把握することはやはり難しく、正しく理解できた自信はありません。しかし有名な先生方のお話をイギリス英語で聴けたことは、本当に貴重な体験となりました。
UG先生、このような機会を与えてくださりありがとうございました。またはるばるロンドンからいらしたAshby夫妻にも感謝申し上げます。(Gomez)