常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

“No Fly, No Buy law”

オバマ米大統領は14日、フロリダ州オーランドの銃乱射事件について演説しました。テロ阻止対策に,事件で使われた殺傷能力が高い自動小銃などの販売を禁じる法律の整備を呼び掛けました。


Obama Calls for Assault Weapons Ban, New 'No Fly, No Buy' Law
In the aftermath of the Orlando terrorist attack, President Barack Obama today called on Congress to reinstate the assault weapons ban as well as pass legislation to make it harder for suspected terrorists to obtain firearms.
http://abcnews.go.com/Politics/obama-calls-assault-weapons-ban-fly-buy-law/story?id=39846590


今回取り上げる表現は,“No Fly, No Buy law”です。これは,オバマ大統領が演説で述べた新しい法律の名前ですが,どういった法律なのでしょうか。また,“No Fly”とはどういった意味なのか。法律に関して,記事には,以下のように記載されていました。
“prevent any suspected terrorists on no-fly lists from buying firearms”
搭乗禁止リストにあるテロリストの銃購入を困難にする法律であることが分かります。また,表現にある“no fly”とは,“no-fly list”「搭乗禁止リスト」を指していることも分かりました。
銃乱射事件が起こるたびに,銃規制問題が取り沙汰されています。その一方で,テレビのニュースによると,事件後の銃を購入する人が増加するという事実があるそうです。この法律を機にどうなっていくのか。気になるところです。(Nao)