常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Ska

昨日、「日経新聞」の「春秋」欄には、オリンピックロゴに関する話が述べられていました。その中で触れられていた「スカ」という言葉を、今回は取り上げようと思います。

            

スカとは音楽ジャンルの一つで、ジャマイカが発祥です。R&B(リズムアンドブルース)やJAZZ等のアメリカ音楽がブレンドされ、このジャンルが生まれました。なので、スカはスウィング・ジャズのビッグバンドのような編成で演奏されます。

スカを英語表記にすると、”ska”となります。語源に関しては諸説あるようですが、調べている間に2つの説をよく目にしました。一つ目は、2、4拍目(裏打ち)を強調したリズムの「スチャッ、スチャッ」という音からきているという説。もう一つは、ルードボーイ(不良行為少年を表すジャマイカスラング)たちの間で流行っていた言葉”skavoovie”からきているという説です。”skavoovie”をUrban Dictionary.comで調べたところ、”Used to greet someone”と説明されていました。

1960年代にジャマイカで流行した後は、1970年代末にイギリス、1980年代にはアメリカへと広がっていきました。少しずつアレンジが加えられており、年代毎に少し特徴があるようです。日本では、現在も活動中の「東京スカパラダイスオーケストラ」(主な略称「スカパラ」)というバンドが有名で、度々CMやテレビ番組などで曲が使用されています。

参考URLを載せておきますので、興味がある方はご覧になってみてください。実際の音楽の方もノリがよいものなので、ぜひ聴いてみてください。(Blue Sky)

参考URL
「Back to the Roots! レゲエの“ルーツ”ってなんでスカ?」
http://rockers-channel.com/moritakako-20150314-3898(2016年4月30日アクセス)

“About Ska Music – A short history of Ska”
https://www.greatnorthernfestivals.com/modska/News/ArtMID/503/ArticleID/11/About-Ska-Music-–-A-short-history-of-Ska(2016年5月1日アクセス)