常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

plan with ‘Plan A’ in mind

2020年東京オリンピックパラリンピック大会の公式エンブレムが発表されたニュースから表現を取り上げます。

最終候補に絞り込まれた4作品について、白紙撤回された旧エンブレムの審査委員を務めたデザイナーの平野敬子氏は、自身のブログで「先頭に配置された1案だけが際立つ見え方は不適切であり、『A案』ありきのプレゼンテーションだと受け取りました」と指摘した。と報じられていますが、この「ありきの」という表現をどのようにしたらのいか考えてみました。

There is no plan A without other plans.
Plan A precisely because there are plan B, C, and D.

などという表現が考えられました。

The Japan Times を見てみると、

Saturday, designer Keiko Hirano, one of the judges for the previous selection, blogged: “It seemed that the whole presentation was clearly planned with ‘Plan A’ in mind.

とあり、"plan with ‘Plan A’ in mind"という表現がありました。「プランAを念頭において行なわれたプレゼンテーションだった。」という表現になっており、直訳的に考えた表現とはまた違った言い回しがあると感じました。(lua)

http://www.japantimes.co.jp/news/2016/04/13/national/japans-open-olympic-logo-selection-process-wins-disapproval-designers/#.Vw5_mkVKOnM