常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

授業参観記

本日は、K先生の授業を見学する機会をいただき、ありがとうございました。

授業の見学を通じ、英語を習得していくためのエッセンスが少し見えたように感じます。本日見学させていただいた、2〜4限の授業全体を通しての感想を記させていただきます。

はじめに、K先生の英語を拝聴し、その流暢さに大変驚きました。先生が話される英語、そしてクラスの和気藹藹とした雰囲気は、アメリカのプライベートスクールのようでした。各アクティビティでは、タイマーで制限時間をきっちりと設け、とてもテンポのよい授業をされていました。また、生徒を4~5名という少人数グループに分けて活動させることで、一人ひとりがしっかりと参加しており、生徒にとって非常に刺激的な授業であると感じました。

授業中は、K先生の発音・表情・ジェスチャー、そして特に声量が印象的でした。英語を上達させるために、肺活量がどれだけ大切であるかということは、4ヶ月間の留学中にも痛感したことでした。英会話はOver-reactionが大切である、と生徒におっしゃっていた先生の自然なリアクションは、ネイティブスピーカー同然で、自らが英語話者としての手本を示されていたように思いました。

私が、中学校・高校で受けた英語の授業と本日の授業を比較し、大きく異なる点は、生徒が授業中に英語をアウトプットする時間の長さであると感じました。すべて教科書の通りに授業を行うのではなく、オリジナルアクティビティを行うことにより、多くの生徒が楽しそうに授業に参加していたことは、英語を習得するための土台作りになっているのではないかと思いました。

もう一つ、心に残った相違点は、先生が生徒に"Be quiet, please."という指導をされないことです。教師によって工夫された、楽しく活動に参加しやすい雰囲気が、生徒の積極的なコミュニケーション力を引き出しているかのようでした。

先生の授業を拝見させていただいたことで、英語を習得するために自分が改善すべき点に改めて気づくことができました。

本日は、このような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。(9時)