常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

earworm

運転免許取得にこころを奪われ更新がすっかり滞り、久しぶりの投稿となってしまいました。申し訳ありません。

アナと雪の女王」が2018年春、ブロードウェーミュージカルになることが発表されました。

'Frozen’ Coming to Broadway in Spring 2018

Prepare your children. Dig out those Elsa costumes. And get ready to surrender, once again, to “Let It Go.” The Snow Queen is coming to the Great White Way.

Disney announced on Tuesday that it plans to bring a staged musical adaptation of “Frozen,” the smash animated film with the power ballad that became a global earworm, to Broadway in the spring of 2018.

http://www.nytimes.com/2016/02/10/theater/frozen-coming-to-broadway-in-spring-2018.html?module=WatchingPortal®ion=c-column-middle-span-region&pgType=Homepage&action=click&mediaId=wide&state=&_r=0

“earworm”を手持ちの辞書で調べてみましたが、見つかりませんでした。そこで、「英辞郎 on the WEB」を見てみると、「頭から抜けない(頭の中で何度も繰り返される・耳にこびりついて離れない)音(曲・メロディー・歌)」という意味がありました。誰もがよく体験する現象の1つとして、イヤーワームとカタカナで用いられることもあるようです。

“worm”は「虫」を意味するので、直訳すると「耳の虫」になり、耳に虫がいて変な感じがする様子から来たのかと考えましたが、いずれにせよ直訳を考えるとイメージしやすいと感じました。

ちなみに語源は「ハサミムシ」を意味するドイツ語の“Ohrwurm”の意訳から来ているようですが、LDOCEでは、“a tune that you keep thinking about in your head, even when you do not want to”と分かりやすく定義されています。映画が話題となった頃は、どこへ行っても”Let it go”が流れていたのを思い出します。(starlight)