常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Ruth, Blue-eyed doll

昨日は授業参観のため始業時から栃木県佐野市立佐野小学校を訪れました。同校は明治6(1873)年開校の伝統校です(ということは学制の翌年!)。それを物語るのが校長室に飾られていた青い目のお人形 ルース。

排日移民法が成立し,日本に対する感情が悪化の一途をたどりはじめた昭和初期,宣教師 シドニー・ギューリックの発案で行われたのが人形による親善外交でした。全国各地に1万2000体余りの人形が寄贈されたものの,多くは太平洋戦争中に「敵国物」として処分されたり,戦火の中,焼失したりしたとのこと。

猿橋校長先生のお話によると,ルースちゃんは校舎建て替え時に偶然に見つかったということで,以来,歴代の校長先生によって受け継がれているということです。心ある人がひそかに保護していたのでしょうかね。それとも歴史の神様が佐野小学校に何らかの使命を与えられたのかもしれません。

いずれにしてもギューリックの思いは北関東の彼の地ではしっかりと受け止められていました。英語教育史学徒には何よりの一日のスタートでした。(UG)

    
    Ruthちゃん
    
    Kansas, Kansasか,Kansas,Missouriか?
    
    よくぞ発見してくれました!

https://ja.wikipedia.org/wiki/青い目の人形