常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

jumpy (busy)

ひとで溢れかえるロンドンについての記事です。日本ではあまり考えられませんが、ロンドンの中心街を走る地下鉄の駅は、混雑し過ぎると閉まるようです。

Oxford Circus Tube station 'closes every three days' for overcrowding

One Twitter user asked: "When will Transport for London sort out overcrowding at Oxford Circus? Closed almost every day at rush hour." Following the terrorist attacks in Paris, another tweeted that the overcrowding made "everyone jumpy".

本日は"jumpy"を取り上げます。以前にStralightさんが"jumpy-bumpy"(http://d.hatena.ne.jp/A30/20150124/1422089246)、としてすでに取り上げておりますが、今回の記事では異なる意味で用いられています。『Wisdom英和辞典 第三版』によりますと、「飛び跳ねる、上下に揺れる」の意味ではなく、「形容詞《くだけて》不安な、びくびくした」とあります。ODには"adjective informal(Of a person) anxious and uneasy"と定義してあります。

記事に関連して、記事の中で"busy"が用いられています。
•Transport for London said it recognised Oxford Circus could get "very busy".
•Top 10 busiest London Underground stations

イギリス留学をする前までは「(人が)忙しい」の意味しか知らず、友人と話していて"London is very busy." と聞いた時に、少し違和感を覚えたことを思い出しました。その後、調べて理解したのですが、"busy"には「(人が)忙しい」のみならず「(場所が)にぎやかな、混雑している;<道路などが>交通の激しい、交通量の多い」の意味があります。日常生活の中で、この語義で"busy"を用いることもとても多かったと記憶しています。

今頃,ロンドンの街は多くの人で賑わい、イルミネーションで飾られ、クリスマス一色になっている時期でしょうか。つい昨年のことですがとても懐かしく思い出します。(Dew)

http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-london-34997203