常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

jabber

映画「美女と野獣」から取り上げます。

野獣の姿に変えられてしまった王子に、父モーリスが捕らえられていると知り、王子のもとに向かった娘のベル。父を解放するためにベル自身が王子と一緒に暮らすことを条件に、王子と共に暮らす決断をしました。この場面は、その後野獣から晩餐に誘われたのですが、それに躊躇しているベルと、お城にいる、王子と共に家財道具に変えられてしまった召使たちが話しているところです。

Mrs. Pot: That was a very brave thing you did, my dear.
Closet: We all think so.
Belle: But I’ve lost my father, my dreams, everything.
Mrs. Pot: Cheer up, child. It’ll turn out all right in the end. You’ll see. Listen to me jabbering on while there’s a supper to get on the table. Chip?
Chip: Bye.
Closet: Well, now, what shall we dress you in for dinner? Let’s see what I got in my drawers. How embarrassing! Here we are. You’ll look ravishing in this one.
Belle: That’s very kind of you, but I’m not going to dinner.
Closet: But you must.

今回取り上げるのは“jabber”です。調べてみると「 〔人に/…のことを〕早口でべちゃくちゃしゃべる」(『ジーニアス英和辞典第四版』大修館書店)、“to talk quickly in an excited and unclear way - used to show disapproval”(LDOCE)という意味があることが分かりました。吹き替えでも「おしゃべりはまた夕食の時にしましょう。」とされており、ただ話すというよりかは、ぺちゃくちゃおしゃべりする、早口で喋るというようなニュアンスが含まれているのではないかと感じました。(Green)