常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

dragon

かなり古いですが1940年の映画「哀愁(Waterloo Bridge)」より表現を取り上げます。

防空壕で出会ったマイラのバレエを観劇し、彼女に食事の誘いの手紙渡したロイが返事として受け取った手紙には「行くことはできない」と書かれていました。しかしその手紙を受け取ったすぐあとにマイラの友人のキティがやってきて、その手紙はバレエの先生に書かされた手紙であるということを告げます。

Kitty: Oh, Captain! Captain! Wait a minute. I’m Kitty, Myra’s friend. Where’d you want to meet her?
Roy: What? Myra? Oh, how do you do.
Kitty: I do very well, thank you. But where you want to meet her?
Roy: Well I…but she ah, she refused,
Kitty: Take no notice. The old dragon made her write that.

ここで取り上げるのは “dragon”です。G4(大修館書店)で確認してみますと「恐ろしい女、怒りっぽい女;(宝などの)厳重な番人、(特に若い女に付き添う)厳格な老女」と書かれていました。LDOCEでは “a woman who behaves in an angry, unfriendly way”と定義づけられていました。(Inaho)