常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

dead ringer for 復習

タイタニック」で御馴染みのレオナルド・デカプリオ氏に似た方が、スウェーデンにいらっしゃったそうです。その方の写真が、インターネット上で話題を呼んでいるようです。

A bartender in Sweden is a dead ringer for "Titanic" star Leonardo DiCaprio, here with Kate Winslet.

http://edition.cnn.com/2015/10/30/entertainment/leonardo-dicaprio-look-alike-konrad-annerud-feat/

この文は、写真のキャプションです。dead ringerを取り上げます。『スポーツからきた英語表現辞典』(大修館書店)には「(人に/〜に)そっくりな人〔もの〕」(--“someone who looks exactly like someone else”LDOCE5) という意味です。それによると、それによると、語源は2つあるそうですが、はっきりしていないそうです。1つは馬蹄投げからきており、「dead ringer は、投げた後、市中にうまく入るか、あるいはそれに近い状態(例えば触れているなど)になっている蹄鉄。この比喩表現は、dead ringerがすべて同一に見えることからきている」という説で、もう1つは競馬から来ていて「上等な馬の替え玉にされる姿の似た馬」という説です。
この本と出会うまで、「馬蹄投げ」といういかにも「輪投げ」のような競技(遊び?)が存在するなど、想像だにしていませんでした。ただやみくもに覚えるよりも、このように突き詰めて覚えた方が、頭に残っていいと思いました。

http://d.hatena.ne.jp/A30/20101118/1290089884