常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

遅ればせのオレゴン通信 #4

ついに正規授業が始まりました。授業の度に課されるReading Assignmentの量の多さに骨を折られます。この一週間は不慣れな授業に加え、課題に頭を悩ませたり、風邪を引き発熱してしまったりと大変な思いをしていました。ようやく体調も戻り、課題にも少し余裕ができたので遅ればせながらオレゴンでの生活をご紹介していきたいと思います。

本題に入る前に、先日起きたオレゴン州で起きたアンプクア・コミュニティーカレッジでの乱射事件について言及しておきます。私の通っている大学からは一時間ほど離れた場所での事件になります。記憶が曖昧で申し訳ないのですが、事件の当日か翌日、大学内で迷彩服を来た方を何人か見かけました。もしかすると事件を受けて警戒をしていたのかもしれません。とはいえ大学内で注意を呼びかけるなどはという事も無く、学生はいつも通りの生活を送っていました。テレビを観る機会が無いせいもあり、同じ州内、しかもたった一時間の距離で時間が起きたという事実が信じられないような感覚です。比較的安全なオレゴンでもこういった凄惨な事件は起こり得ると認識を改めなければいけません。こちらでの生活に良くも悪くも慣れ始め、気が緩みがちなこの時期だからこそ、しっかり気を引き締め、安全意識しっかり持ちながら日々を過ごす必要があります。

さて、今回はキャンパス内で行われているイベント事の紹介になります。こちらの大学では当たり前なのでしょうか?多岐に渡るイベント事がかなりの頻度で催されています。今回は毎週木曜日の夜8時から行われている“Ducks After Dark”の紹介になります。学生は学生証を見せると無料で、しかもピザや飲み物を楽しみながら映画を観ることができます。8:30からは映画に関するトリビアクイズなどの催しもの、9時からは映画本編を放映します。

      

映画の楽しみ方にも日米の文化的差異が散見されます。悪役が痛い目を見ると歓声を挙げ、拍手喝采が起こり、逆に主人公サイドがピンチに落ちると不安そうな声を出し、”oh my god”と繰り返すなど、映画のシーンに応じてこちらの観客は様々なリアクションを見せます。こちらでは映画をエンターテイメントとして受け止め楽しんでいるような印象を受けました。対して日本では、高度な技術の詰まった作品として映画を鑑賞するような雰囲気があるような気がします。勿論どちらが良いとはいうわけではありませんが、こういった文化的差異からも、日米で持て囃される映画の傾向の違いなどを考えていくと面白いかもしれませんね。今週はMad Max; Fury Roadが上映されます。映画を存分に楽しむ為にも勉学に励んでいきます。(potter)