常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Gran Willy

Kawada先輩ご指名ありがとうございます。ご指名の「股抜きショット」ですがいろいろな言い回しがあるようですが,スペイン語の記事にもあるようにGran Willyが広く知られています。試合を実況していたアナウンサーもこの表現を使っていました。元々はアルゼンチンの選手Guillermo Vilasが「Gran Willy」(グレート・ウイリーのスペイン語)と名付けたところから広まったとあります。

普段スポーツ関連の動画を観る事が多いため,“tweener”という表現も聞いたことがあります。手元の『G3』ではそれ自体を確認することはできませんでしたが,“tween”「betweenの縮約語」と確認する事できました。“between the legs”に由来しているのでしょう。

余談ですが、サッカーでは対峙する選手の股を抜くプレーを“nutmeg”といいます。香辛料のナツメグですね。その由来は諸説ありますが、その中の1つをご紹介します。サッカーの母国イギリスでは、その見た目が似ているためでしょう、睾丸のことを“nutmeg”と呼ぶこともあるそうです。“nutmeg”の下にボールを通すことを語源とする説です。屈辱とも捉えられることの多いプレーなので、“nutmeg”された選手がエキサイト、股抜きした選手を削りにいく事も少なくありません。こういった事に注目して観戦するのも面白いかもしれません。なお現在,錦織選手は天敵のナダルと試合を行っています。今度こそ...(あいづ)

PS ほどなく日本を出発して,オレゴン州にまいります。自分にとっての第4の言語(スペイン語,日本語,会津弁)である英語を磨いてきます!