常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Mazel tov

海外ドラマGLEEより、TerriとWillが離婚の手続きを行っているシーンで、弁護士が最後に言った“Mazel tov”が気になりました。
以下は全て弁護士の男の台詞です。

So you sign here and here.
And you sign here and here.
(TerriとWillがそれぞれ無言のまま書類にサインをする。)
Well…
By the power vested in me by the bar association of the great state of Ohio…
I now pronounce you no longer husband and wife.
Mazel tov.

“Mazel tov”を『ジーニアス英和辞典第四版』(大修館書店)で調べてみると、「おめでとう、よかったね」と載っていました。ヘブライ語からきた語で“Good luck”を意味するのだそうです。英英辞典もいくつか参照しましたが、残念ながら載っていませんでした。
また、『Weblio英和辞典には』“congratulations”や、“best wishes”の意味で、結婚式などで言う言葉として載っていました。

ドラマの中で使用されたのは、離婚が成立したことに対しての言葉ですから別にめでたいことではないと思うのですが、「(長い手続きがようやく終わって)おめでとう、よかったね」ということなら、なんとなく意味は通じるかと思います。このシーンに合わせて「お疲れ様」などと少し言い換えて訳してみるといいかなと思いました。(Two)