日本英語教育史学会 月例会感想
本日行われた「日本英語教育史学会」に私たちゼミ生も参加させていただきました。こちらの学会には、何度か参加させていただいているのですが、今回は30周年ということもあり、いつもの研究発表とは違うシンポジウムという形だったので新鮮で印象に残るものとなりました。
元事務局のM先生は四代の会長が仰っていた言葉を沢山紹介してくださいました。とても心に残るもので、M先生も「研究者すべてが心すべきことだ。」と仰っていました。また、M先生のお話で「日本英語教育史学会」が創設された当時は「英語教育史」というものになじみがなかったことがよくわかりました。実際に、英語教育学専攻というもの自体ほぼなかったようです。そのような状況下で創設しようとなされた先生方を尊敬いたします。その時「日本英語教育史学会」が生まれたからこそ、「英語教育史」という分野が広く知られている現在があるのではないでしょうか。また、創設当初は毎月一回開かれ、毎度十名程が出席なされていたとM先生のお話でわかりました。まだあまり知られていなかったような分野でも、それ程の意欲的な研究者が集まるのもすごいと思いますし、そこから発展して本日のように大勢の出席者が集うまでになったのもすごいことです。
T先生も仰っていましたが、元会長のO先生のお話の中にあった「昔、歴史は学問としては認められていなかった」という事実には驚きました。だから、「英語教育史」にもなじみがなかったのでしょうか。また、O先生は「学会活動を地道に続ける」という目標を掲げていらっしゃっていて、不安があったこともあるようですが、「役員さんたちが献身的に活動してくれている姿を見て(学会が危機に陥るような)心配はいらないと思った。」というようなことを仰っていました。もちろんそれもそうですし、それに加えて 費用的な面で困窮していた学会を工夫して会場費用を節約なされることで救ったO先生、ワープロで資料をまとめてくださっていたM先生、長年会長を務められたT先生のように、大変苦労なされて一生懸命に取り組んでこられた方々がいるからこそ、30年もずっと続いてこられたのですね。そんな歴史ある学会に私が参加できることを本当に嬉しく思います。
T先生は6年間もの間会長を務められたということで、その間どんなことがあったかをお話してくださいました。私が参加していない過去の学会での講演内容や出来事も聞くことができて嬉しいです。
また、今回来られる予定であったS先生は体調不良でご出席できず、お話が聞けなくて残念でしたが、頂いた資料の中にあった カナ表記に関する言及はとても興味深かったです。カナ表記は「それに近い音しか表せない」と言われていますが、S先生は「工夫次第でかなり精度を上げることができる」とお考えで、資料にも一例を載せてくださっていました。例えば、“girl”のカタカナ表記は「ゲァ〜ウ」など。実際に声に出して読んでみると、確かに英語に聞こえます。過去に先生が発表なされたようですが、私も是非その場でお聞きしたいものでした。S先生が早く体調を回復なされることを願っています。
本日は貴重なお話をありがとうございました。お話してくださった先生方、機会を与えてくださったUG先生には感謝いたします。(Five)