常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

特別講演会の感想

昨日、俳優の尾崎英二郎さんが講師をしてくださった特別講演会に参加いたしました。尾崎さんは日本だけでなく、ハリウッドの舞台でもご活躍されており、現在はロサンゼルスにお住まいだそうです。アメリカからはるばると来てくださり、そして私たち専大生のために講演をしてくださり本当にありがとうございました。

尾崎さんはときに学生を巻き込みながら、身振り手振り様々なお話をしてくださり、その一つ一つのお言葉に迫力がありました。俳優という職業をこんなにも身近に感じたことはなく、尾崎さんが以前実際に使われていた台本を持ってきて私たちに見せてくださったときは感動しました。

尾崎さんは俳優業のお話だけでなく、普段の授業などでは学べない人生観のようなものを学ぶことができました。今は就活を目前に勉強のことや将来のことなど考え込んでしまうことの多い私にとって、昨日の尾崎さんのお話は本当に心動かされるもので、今後もずっと支えの一つになっていくことと思います。

特に印象的だったのは講演会の最後にお話ししてくださった「卵」についてです。現在大学に通う私たちはいわばパックの中にある卵のようで常に周りの人に守られています。しかしときには殻からでる必要もあります。何度も何度も失敗して割れてしまっても、割れ方はみんな違い、そこからどう前に進んでいくかも一人一人異なります。そのままではすぐに割れてしまうもろい卵でも、熱を加えることよって様々な料理に変わることができるのです。また、卵とは別のときに仰っていたことですが、火のあるところには人が集まり、気流も生まれます。たとえ周りの人が自分の決意に反対しても、その反対を覆せるような熱を持っていればその人たちはついてきてくれます。この2つのお話から人は物事に強い熱を持って向き合えば必ず変わることができるのだと強く感じました。

尾崎さんから学んだことを心に刻んで、これからは英語学習に対してももっと熱意をもって取り組んでいきたいと思います。(bookmark)