卒業生の会 感想
12月13日に行われた「第8回明治学院大学英文学科卒業生英語教員の会」に参加させていただきました。今回は大学院生二人とUG先生が講演してくださいました。
どれもとても興味深い内容でした。
最初のSさんの発表で印象に残ったのは、日本人とネイティブ間での“thanking and thanking response”の違いです。日本人の場合は、「Thank you.」と言われると、無言であったり、うなずくだけだったり、「You’re welcome」一択であったり、 「Thank you」に「Thank you」で返したりとNon-Verbalなものが多いという結果でした。
しかし、ネイティブスピーカーは違いました。まず、「Thank you」に対し、「You’re welcome.」はあまり使わないことです。これだけで結構な驚きでした。そして「You’re welcome.」だけでないさまざまな返答があり、Verbalなものが多いという結果でした。まとめの一つとして、“日本人は英語で会話するときに、日本語の影響を受けることが多い”ことが取り上げられていました。
Hさんと、UG先生は音についての発表でした。
UG先生の発表で、これまでの指導法の伝統型(presentation, practice, production)を見直し、交渉・発見型(Active learning)の重要性にふれられ、会場でもペアワークを取り入れながら進行していきました。“教え込むのではなく、学習者につかませる(?→!)”というフレーズはとても心に残りました。声の表情という点でも意味をつかまえて実際に声に出してみることは言語学習においては大事なことであると再認識しました。
今回が白金台に初上陸となりました。行きかう人々や街の雰囲気が今まで感じてきたものと全く違って新鮮で、様々な面でとても良い収穫ができました。UG先生、ご挨拶させていただいた明治学院大学の先生方、学生の皆様ありがとうございました。(野球小僧)