常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

公開講演会のお知らせ

大学英語教育学会前会長森住衛氏の公開講演会の開催について

 立教大学はこのたび「スーパーグローバル大学創生支援」(タイプB グローバル化牽引型)に選ばれました。それを記念して、英語教育研究所では下記の通り公開講演会を開催致すこととなりました。多くの方のご参加をお待ち申し上げております。

1.日 時:2015年1月9日(金)18:30〜20:00
2.場 所:池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホール
3.演 題:大学の英語教育は国際化にあってどのように変わるべきか
             —近年の英語教育の3つの二元論を中心に— 
4.内 容:大学の英語教育は国際化にあってどのように変わるべきか。本講演はこの問いかけに答えるために、近年の英語教育が遭遇している3つの二元論を中心に取り上げる。3つの二元論とは、 (1)「社会教育」vs「学校教育」、(2)「英語教育」vs「他の外国語教育」、(3)「外国語教育」vs「国際補助語教育」である。この3つは、英語教育の座標軸や視座を大局的に定める上で避けて通れない議論である。本講演では、これらを大学における英語教育に焦点を当てて論じるが、できれば、この議論が大学全体の改革にどのように関係するか、英語教育改革の前提にある大学教育はどの方向に向かうべきかを、特に、近年のスーパーグローバル大学として認定された大学の責務にも言及しながら考えてみたい。全体として、現在の大学英語教育が向かうべき方向として、従来から言われているコミュニケーション力の養成、入試や卒業要件に外国語資格試験の導入、一般科目や専門科目の英語での授業など直近の課題にどのように対処するかだけでなく、本来、英語教育をはじめとする外国語教育が担うべき、異文化コミュニケーション、人間形成、恒久平和の課題が真のグローバリゼーションに深く関与していることにも言及したい。
5.講 師: 森住 衛氏(桜美林大学特任教授)
6.主 催: 英語教育研究所
7.対 象: 学生、教職員、一般
8.申 込: 不要
9.問合先: 鳥飼慎一郎(異文化コミュニケーション学部、同研究科教授、英語教育研究所所長 
言語学博士)toriアットrikkyo.ac.jp
10.講師略歴:森住 衛(モリズミ マモル)氏
            1942年生まれ、東京学芸大学大学院修士課程修了。
            大阪大学名誉教授、日本言語政策学会会長、大学英語教育学会前会長
            専門は、英語教育学・言語文化教育学・外国語学、外国語教育を通じての言語観・文化観・人間観の形成。 


早稲田大学飯野公一氏の公開講演会の開催について

 このたび、立教大学異文化コミュニケーション学部では、早稲田大学国際教養学部、国際学術院教授の飯野公一氏をお招きして公開講演会を開催する運びとなりました。立教大学の「グローバルリベラルアーツ×リーダーシップ教育×自己変革力—世界で際立つ大学への改革—」が、文部科学省平成26年度「スーパーグローバル大学創成支援(タイプB:グローバル化牽引型)」に採択され、立教大学異文化
コミュニケーション学部もさらなる国際化を推し進めようとしております。本公開講演会が多くの方々と学部の国際化について考えてゆく機会になればと思っております。多くの方のご参加をお待ち申し上げております。

1.日 時:2015年1月16日(金) 16:40〜18:10
2.場 所:池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホール
3.演 題:「学部が国際化するには何をすべきなのか—早稲田大学の事例から」
4.内 容:大学の「国際化」は近年世界規模で加速している。日本においてもグローバル30、Go Global Japan (経済社会を牽引するグローバル人材育成支援)、スーパーグローバル大学創世支援等のプロジェクトが矢継ぎ早に実施され、大学運営上も「国際化」は優先度の高い課題となっている。
     本講演では、早稲田大学の事例を用いながら、学部教育の「国際化」を進めるうえでの諸課題を議論する。
5.講 師:飯野公一(いいのまさかず)氏
          早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、日本銀行勤務。ペンシルベニア大学大学院修士、博士課程修了 (Ph.D.)。 カリフォルニア州立大学ロスアンジェルス校アシスタントプロフェッサー、桜美林大学助教授、早稲田大学政治経済学部教授などを経て、現在、早稲田大学国際学術院教授。専門:社会言語学
6.主 催:異文化コミュニケーション学部
7.対 象:本学教職員、学生、一般
8.問合せ先:鳥飼慎一郎 異文化コミュニケーション学部、同研究科教授 言語学博士
(toriアットrikkyo.ac.jp)